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佐々木麟太郎は、スタンフォード大学の一塁手で、左打ちの長距離砲。2026年のMLBドラフトでマーリンズから8巡目指名を受けたが、契約はしておらず、複数の進路が残っている(2026年7月時点)。
スタンフォード大学の一塁手。左打ち・右投げ。2026年7月のMLBドラフトでマーリンズから8巡目(全体235位)で指名された。ただし契約はしておらず、現在もスタンフォード大学に在籍している。指名を受けた時点で、複数の進路が残っている(2026年7月時点)。
岩手県花巻市の出身で、花巻東高校でプレーした。高校通算140本塁打は日本の高校記録とされ、卒業時点で国内屈指の長距離砲として知られていた。高校卒業後はNPBを選ばず、スタンフォード大学への進学を決めた。
2024年春に渡米したが、環境に慣れるためその年は公式戦から離れた。2025年は52試合で打率.269・7本塁打・41打点。2026年は54試合すべてに先発し、打率.262・出塁率.403・長打率.549、16本塁打・47打点、チーム最多の45四球を選んだ。フロリダ州立大戦ではサヨナラ満塁本塁打も記録している。2026年のドラフトコンバインでは、木製バットで458フィートの本塁打と最大打球速度115.4マイルを計測した。
打撃の土台には、父で花巻東高校の監督でもある佐々木洋氏の指導がある。本人は、幼い頃から最も繰り返し言われたのは「優先順位」と「状況判断」だったと振り返り、中学の3年間は1日800球ほどを振り込んだという。父から教わった日本式のドリルに加え、練習では足幅や体勢をあえて変え、居心地の悪い状態をつくって打つ。試合をより楽にするためだと本人は説明する。取り入れ方も自分で映像を見て学んでおり、YouTubeで見たブライス・ハーパーの練習動作を試したり、大谷翔平のスイングを参考にしたりしていると話している。
進路の選び方にも、その考え方が表れている。スタンフォード、MLB、NPBという複数の選択肢の間で迷いはあったといい、英語に不安を抱えながらも、あえて難しい道を選んだと語る。渡米1年目は生活も英語も授業もすべてが大変だったと率直に振り返り、肉体的な疲れよりも感情や思考をコントロールする方が難しいと話す。それでも、自分を「crazy guy」と笑いながら、自分を信じて進むと語る姿には、「この人生は自分のものだから、他人に決めてほしくない」という本人の言葉がそのまま重なる。
守備は一塁が中心で、走力や複数ポジションでの貢献は評価の主軸ではない。打者としての今後の確認点は、上位の投手に対してコンタクトをどこまで残せるかにある。2026年の打率.262をどう引き上げ、長打と四球を選ぶ形を上のレベルでも両立できるかが、これから見るべきところになる。
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