スタンフォード大学の佐々木麟太郎が7月19日、岩手県花巻市内で記者会見を開き、マイアミ・マーリンズでプレーする意思を正式に表明した。

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マーリンズは2026年のMLBドラフトで佐々木を8巡目、全体235位で指名した。佐々木は2025年のNPBドラフトでも福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けており、スタンフォード大学への残留を含めた複数の進路を検討していた。

佐々木は会見で、いずれの選択肢にも優劣があったわけではないと説明した。その上で、アメリカでプレーできるなら挑戦したいという気持ちが最後に勝ったと語った。

決断の軸になったのは、成功の保証ではなかった。佐々木は自分の力がまだ足りないことを認めながら、結果として失敗した場合でも後悔したくないと話した。そして、自分の人生では「失敗したか」ではなく、「挑戦したか」を選びたいとの考えを示した。

高校卒業後、NPBを経由せずにスタンフォード大学へ進んだ選択も、MLBへ挑戦する道を自ら切り開くものだった。今回の決断によって、その進路はマーリンズ傘下からメジャー昇格を目指すプロとしての挑戦へ続くことになる。

一方で佐々木は、自身を1位指名したソフトバンクと横浜DeNAベイスターズに感謝を伝えた。特にソフトバンクについては、関係者が繰り返しアメリカを訪れ、福岡での施設見学でも丁寧な説明を受けたと振り返った。条件や評価を軽視したのではなく、それらを受け止めた上で幼少期からの夢を選んだ。

マーリンズとの正式契約は今後行われる見通しで、契約後は傘下のマイナーリーグからメジャー昇格を目指すことになる。佐々木は、厳しい競争と保証のない世界に入ることを認めながら、時間がかかっても必ずはい上がりたいと決意を示した。

佐々木は会見で、新しい道を開くことを自身の「使命、宿命」と表現した。スタンフォード進学からマーリンズ入団まで、選び続けたのは最も安全な道ではない。自分が挑戦した事実を残せる道だった。