佐々木麟太郎の進路が揺れている。マイアミ・マーリンズが7月のMLBドラフトで指名した後、日本では「マーリンズ入団決定」の報道が相次いだが、佐々木側はこれを否定。7月17日時点でも本人の最終決断は正式には伝えられておらず、進路はなお熟慮の段階にある。
7月17日追記 本人はなお進路を熟慮
佐々木麟太郎をマネジメントするナイスガイ・パートナーズの木下博之氏は7月17日、佐々木が進路について「ここ数日、熟慮に熟慮を重ねています」とXで説明した。
木下氏は、MLB.comでマーリンズを担当するクリスティーナ・デ・ニコラ記者の投稿を引用した。デ・ニコラ記者は、佐々木が自身の決断をまだマーリンズへ正式に伝えていないと報告。木下氏も「マーリンズ番記者のX。これが現状と思います」と投稿した。
一部で「マーリンズ入団決定」と報じられたが、7月17日時点で本人の最終決断は正式に伝えられていない。木下氏によれば、佐々木は「3つの素晴らしい選択肢」を前に熟慮を続けている。
マーリンズとの交渉期限は米東部時間7月27日午後5時、日本時間28日午前6時。ソフトバンクとの契約締結期限も7月末となっている。報道が先行するなか、本人の進路はなお決断を待つ段階にある。
マーリンズが8巡目で指名
マーリンズは米国時間7月12日(日本時間13日)、フィラデルフィアで行われたMLBドラフト最終日に、スタンフォード大の佐々木麟太郎を8巡目、全体235位で指名した。花巻東高から米国へ渡り、スタンフォード大でプレーしてきた21歳が、マーリンズから指名を受けた。
「入団決定」報道が日米へ拡散
7月15日、日本の複数メディアが相次いで報じた。サンケイスポーツは「佐々木麟太郎、マーリンズ入り決断」と報じ、今週末にも本人が表明するとした。東京スポーツや朝日新聞も相次いで「決意」「入団」と伝え、昨秋にソフトバンクから受けた1位指名ではなく、マイナー契約からの道を選ぶという筋書きが一気に広がった。
報道はそのまま海を渡った。米スポーツサイト『Yardbarker』は15日夜(米東部時間)、複数の日本報道を引用し、佐々木がマーリンズ入りを選んだと伝えた。ただし見出しには「reportedly(報道によれば)」と留保を付け、球団や本人側の発表には触れていない。
佐々木側は決断を否定
だが、佐々木側がこれを打ち消した。佐々木のマネジメントを担うナイスガイ・パートナーズの木下博之氏は15日深夜、Xで「まだ選択肢のどれかに決めた事実はありません」と表明。決断した際は選手本人から公式に報告するとし、静観を呼びかけた。マーリンズからの契約発表もない。指名は事実だが、入団は決まっていない。