村上宗隆が5月8日、レートフィールドでの1回裏にシアトルのエマーソン・ハンコックから15号本塁打を放った。レフトへ380フィート。アーロン・ジャッジとMLB最多タイに並んだ。

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ジャッジは週の前半に15号を打って単独トップに立っていた。首位争いが離れかけるたびに、村上はすぐに引き戻している。

今季ここまでの成績は打率.241、出塁率.374、長打率.586、OPS .960。15本塁打、29打点、29四球。二塁打1、三塁打0。長打のほぼすべてがスタンドに入っている。5月4日にエンゼルスのミッチ・ファリスから二塁打を打つまで、村上の長打はすべて本塁打だった。キャリア開始から初の二塁打または三塁打より先に14本塁打を打つのはMLB記録だった。

三振は多い。56三振は、MLB打者の中で12パーセンタイルに位置する。空振り率はリーグの下位2%にある。ほとんどの打者なら埋没する数字だ。村上はほとんどの打者ではない。

村上を分けているのは、コンタクトした時に何が起きるかだ。今季29四球は98パーセンタイル。ボール球を追わない。投手が甘い球を投げた時に見逃さない。15本の本塁打は、打ちにいくと決めた球から生まれている。騙されて振った球からではない。ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは、村上のスイング判断を「エリート」と表現した。

村上は2025年12月21日、東京ヤクルトスワローズからのポスティングを経て2年3400万ドルでホワイトソックスと契約した。NPBで8シーズン。2022年に王貞治の記録を超える56本塁打を放ち、2023年WBC決勝ではアメリカ相手にサヨナラ二塁打を打った選手としては、契約額は多くの予想を下回った。コンタクトへの懸念があり、NPBでの実績から想像されるほど市場は膨らまなかった。

キャリア最初の3試合で各試合本塁打を放ち、ホワイトソックス史上初、MLB史上4人目の記録を作った。4月下旬には5試合連続本塁打で球団タイ記録に並んだ。4月17日にはサクラメントのサッターヘルス・パークでグランドスラムを打った。5月1日時点で13本塁打はMLB最多だった。

本塁打王争いは2人だけのものではない。射程圏にいる打者は他にもいる。ただし、再建途上のロスターに所属する1年目の選手が、MLBを代表する長距離打者であるジャッジと本数を競り合う構図は、説明を必要としない。注目するだけでいい。

「特定の数字に集中しているわけではない」と村上は通訳の八木健三を通じて語った。「結果として数字がついてくれば嬉しい」。

村上の契約は2027年まで。その後FAになる。次に何が起きるかという問いは背景に存在する。ただし、前景はもっと単純だ。15本塁打。MLB最多タイ。MLB通算38試合目で。