9回まで2対0でリードしながら追いつかれ、10回表には逆転を許した。それでもボストン・レッドソックスは諦めなかった。10回裏、ジャレン・ドゥランのライト前安打で吉田正尚が生還し、5対4のサヨナラ勝利を収めた。フェンウェイパークの34,573人のファンが沸いた夜だった。
試合の土台を作ったのはソニー・グレイだ。7回1/3を投げ、被安打1、無失点、9奪三振という圧巻の内容で、ヤンキース打線をほぼ完全に封じ込めた。97球で降板したグレイは勝利投手こそつかなかったが、この登板でキャリア通算2,000奪三振と通算2,000投球回(6,000アウト換算)の2つのマイルストーンを同時に達成した。防御率はシーズン2.69。今季9勝1敗の右腕が、歴史に名を刻んだ一夜となった。
先制点は4回裏に生まれた。ケイレブ・ダービンのセンター前安打でウィルソン・コントレラスとウィルイェル・アブレイユが相次いで生還し、2対0とリードを広げた。ダービンは4打数1安打2打点の活躍だった。しかし9回表、ウィルイェル・アブレイユの悪送球でホセ・カバジェロが生還して1点を返されると、続いてポール・ゴールドシュミットの内野ゴロでアンソニー・ボルペが生還し、2対2の同点に追いつかれた。
10回表、エイメッド・ロサリオのライト前安打でマックス・シューマンが生還してヤンキースが逆転。さらにオースティン・ウェルズのゴロでロサリオも生還し、4対2とリードを広げた。ヤンキースのクローザー、フェルナンド・クルーズは0回1/3を投げ3失点(自責点2)で今季3敗目を喫した。しかし10回裏、アンソニー・セイグラーのライト前安打でダービンが生還して1点差に迫ると、チョン・ツォンチョの犠牲フライでアンドリュー・モナステリオが生還して4対4の同点。そしてドゥランの一打が試合を締めくくった。ジャスティン・スレイテンが今季初勝利(1勝4敗)を手にした。
ボストンはこれで2連勝、シーズン成績は34勝46敗。ヤンキースは2連敗で48勝33敗となった。