8回が終わった時点で、ナショナルズ・パークの観衆はWSHの勝利を信じていただろう。しかし9回、フィラデルフィア・フィリーズは8得点の猛攻でその期待を打ち砕き、14対9で逆転勝利を収めた。
試合の主役はブライソン・ストットだった。4打数3安打、1本塁打、3打点。8対8の同点から迎えた9回、ストットは右翼へ403フィートの3ランを放ち、ブライス・ハーパーとデレク・ヒルを生還させた。この一打でフィリーズは11対8とリードを奪い、試合の流れを完全に引き寄せた。エドムンド・ソサも5打数2安打、1本塁打、5打点と攻撃を牽引。ブランドン・マーシュは6打数3安打、1本塁打、2打点を記録した。
フィリーズの逆転劇は8回から始まった。J.T.・リアルミュートの右翼への二塁打でマーシュ、ストット、ギャレット・スタブズが相次いで生還し、3対5から一気に6対5と逆転した。しかしWSHもすぐさま反撃。ジョービット・ビバスが中堅へ410フィートの3ランを叩き込み、ガルシアとディラン・クルーズを生還させて8対6と再逆転した。9回、マーシュの2ランでまず同点に追いつき、続くストットの一発で試合が決まった。ソサの中堅への二塁打でさらに2点を追加し、トレア・ターナーの右翼への単打でソサが生還。フィリーズは9回だけで8点を奪った。
先発のヘスス・ルサルドは6回2/3を投げ、5失点(自責点5)、13奪三振と内容自体は悪くなかったが、勝敗はつかなかった。防御率は4.48。リリーフのオライオン・カーカリングが1回を投げ、3失点を喫しながらも今季4勝目を手にした。WSH側では、4回にナシム・ヌニェスの左翼への単打でチャパロとクルーズが生還し、ホセ・テナの左翼への単打でビバスとヌニェスが生還するなど序盤に5点を奪ったが、終盤の守護に失敗した。
フィリーズはこれで42勝36敗。WSHは41勝38敗で地区3位にとどまる。