ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は2026年7月10日の記者会見で、大谷翔平が膝の炎症による水抜き処置を受けるため予定していた先発登板を回避すると発表した。
ロバーツ監督によると、大谷の膝の水抜きは日曜日に実施される予定で、「日曜日に処置を行えば4日間の回復期間が取れる。金曜日にはDHとして準備が整うと思う」と述べた。オールスターゲームが開催されるフィラデルフィアへの遠征については、飛行機の移動や高度による膝の腫れへの影響を考慮して見送ることも明らかにした。監督は「飛行機の移動、高度、そして高度と飛行に伴う腫れ」を理由として挙げた。大谷はオールスター明けの3試合はDHとして出場する予定で、ロバーツ監督はチームが大谷に提案した治療計画であることを認めた。
投球への影響についてロバーツ監督は、「腕は問題ない。後半戦には登板できる状態になる」と明言した。一方で、「直近4、5試合の登板は本来の状態ではなかった」とも認め、休養と炎症軽減によって状態が改善することを期待していると付け加えた。また、ロスターには先発投手が6人いるため、オールスター明けのローテーションにおける大谷の登板日はまだ決まっていないと述べた。大谷はフロントフットの着地に関して微調整を加えてきたが、それでも直近の登板では本来のパフォーマンスには至っていなかったという。
打撃面への影響についてロバーツ監督は、「スイングを見る限り、パフォーマンスへの影響はほとんどない」と話した。ただし、膝の状態を考慮して盗塁は制限してきたことも明らかにした。10月に向けて万全の状態で臨むことが最優先事項であり、「10月に向けて健康でいることより優先されるものは何もない」と述べ、サイ・ヤング賞の候補争いよりも健康維持を上位に置く姿勢を示した。
大谷が登板回避に不満を示しているかどうかを問われたロバーツ監督は「必ずしもそうではない」と答え、大谷がチームの決定を受け入れていることを示唆した。なお、当日の試合はリリーフ陣で対応し、翌日は山本由伸が先発する予定であることも明らかにした。また、ブレイク・スネルがアナハイムでの試合で先発を回避した際と同様の対応になるかを問われた。ロバーツ監督はホワイトハウス訪問についても触れ、「毎年この招待を受けられることを願っている。それが優勝を目指す目標だ」と語った。