ロサンゼルス・ドジャースは現地7月10日、大谷翔平が同日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で予定されていた先発登板を回避すると発表した。左膝の違和感が続いているためで、大谷は投手として前半戦最後の登板を見送り、オールスターゲームも欠場する。

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大谷は打者としては休まず、ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場する。投手としての負担だけを止め、オールスターブレーク中に左膝の治療を受けたうえで、後半戦の登板再開を目指す判断となった。

6月から続いていた左膝の異変

左膝の問題は今回突然生じたものではない。大谷は6月11日のパイレーツ戦で左膝の炎症により途中交代し、翌日の試合を欠場した。その後は登板を続けたが、右手のまめや右上腕の張りも抱え、7月3日のパドレス戦では今季最多の110球を投げた。デーブ・ロバーツ監督は試合後、前半戦最後の先発を取りやめ、長い休養を与える選択肢も検討すると明かしていた。

ドジャースは大谷の登板間隔を以前から通常の先発投手より長く設定してきた。7月3日の登板も当初予定から2日後ろへずらし、8日間の休養を確保していた。それでも球団は、地区内対決での登板を優先するより、球宴期間を含めて身体を回復させる方が後半戦への利益が大きいと判断した。

代役はハート、ブルペンゲームの公算

代役先発は右腕カイル・ハート。MLB公式では今季31試合すべて救援登板で、先発経験はない。通常の先発投手として長いイニングを任せるより、ハートを最初に送り出し、複数の救援投手をつなぐブルペンゲームになる可能性が高い。ダイヤモンドバックスは左腕エドゥアルド・ロドリゲスが先発する。

大谷は今季14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79。打者としてもドジャース打線の中心に立っている。前半戦最後の登板と球宴という二つの舞台を見送る決断は、短期的な注目よりも、シーズン後半まで二刀流を維持することを優先したものだ。

焦点は後半戦の登板再開時期

次の焦点は、治療後に大谷がいつブルペン投球や登板準備を再開し、後半戦最初の先発がいつ設定されるかに移る。今回の回避が一度限りの休養で終わるのか、それとも登板間隔のさらなる見直しにつながるのか。ドジャースの二刀流運用は、オールスターブレークを境に改めて調整局面へ入る。