ロサンゼルス・ドジャースのリリーフ投手エヴァン・フィリップスは、2026年7月6日のチーム記者会見で、トミー・ジョン手術からの回復を経てメジャーリーグへの復帰準備が整ったと表明した。
フィリップスは2024年シーズン終了以降、フル稼働できていなかったと明かした。トリプルAオクラホマシティ・ドジャースで約1か月のリハビリ出場をこなし、「連投や3試合中2試合登板など、確認すべき項目はすべてクリアした」と述べた。リハビリ期間中の球速については、「ほぼ95〜97マイルで、98マイルも数球あった。手術後に何を期待すべきか分からなかったので、非常に満足している」と語った。
復帰に向けた精神面の準備についてフィリップスは、マイナーでのリハビリ出場ではメジャーの環境を再現できないと強調した。「精神的な集中力、スケジュール、登板数、対戦相手のレベルはまったく異なる」と述べ、リハビリ後半では身体面よりも投球の精度と競争意識を高めることに意識的に取り組んだと明かした。また、回復の転機について「直近の2週間ほどでリハビリが大きく好転し、自分らしい投球と感覚が戻ってきた」と振り返り、家族とチームメートの支えが精神的な安定につながったと付け加えた。
登板管理については、連投を含む起用法の判断はドク監督とコーチ陣に委ねると述べた。「身体的にはどんな役割にも対応できる状態だが、起用法はドク監督とスタッフが決めることだ」と語った。球種の運用については、主要な球種の精度が高い状態にあるとしながらも、ファストボールのグリップや投球コース、チェンジアップの試みについては「実際に何を使うかはマーク投手コーチとスタッフが決める」と述べた。なお、カール・クロフォードがオクラホマシティに約1か月滞在したことにも言及があった。
フィリップスは、長期離脱の感慨が感情として押し寄せる瞬間について問われると、「マウンドを降りるときまで実感しないでいられれば」と話し、感情よりも目の前の仕事に集中する姿勢を示した。また、復帰約1か月半前にドジャー・スタジアムでライブ打撃練習に参加した際、球場に戻ってきたことを改めて実感したと明かしている。