ロサンゼルス・ドジャースの内野手ミゲル・ロハスは、2026年7月5日のチーム記者会見で、エリエセル・アルフォンソのMLBデビューに感動を覚えたと述べるとともに、ベネズエラ危機がMLB全体のベネズエラ出身選手に与えている精神的な影響について語った。

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ロハスはアルフォンソのデビューについて「彼が今日起きたすべてのことに向き合った姿勢をただ誇りに思う」と述べた。デビュー前にはアルフォンソに対し「初めての経験だから、できる限りこの瞬間を楽しんでほしい。特別な瞬間だ。必要なときはそこにいる」と伝えたという。また、アルフォンソのMLBデビューは本人だけの夢ではないと明かし、「これは彼の姉、父、家族全員の夢であり、彼はこの機会をつかむために本当に懸命に努力してきた」と話した。

ロハスは試合中、帽子に「Fa Matatang」と書いた。これはベネズエラ語で「強くあれ、マタタン」を意味し、先ごろ亡くなったエリエセル・アルフォンソ・シニアへの個人的な追悼として記したものだという。ロハスはアルフォンソ・シニアについて「ホームランキングだが、それは選手としての話ではない。人柄の話であり、誰もが彼を愛していた」と語り、ベネズエラ野球界の伝説的な存在として称えた。ロハスが初めてアルフォンソ・シニアと対戦したのは2008年のベネズエラ冬季リーグで、当時はまだ若い選手だったと述べた。また、2024年のベネズエラでのシーズンが自身にとって最後のシーズンだったとも明かした。

ベネズエラ危機については、「ここ10日間、ずっとショック状態にある。特に、近しい家族が現地にいたから」と語った。MLBのベネズエラ出身選手全員が感情的な苦しみを抱えていると強調し、「表に出さないからといって、ベネズエラ人全員がこうした苦しみを感じていないわけではない」と述べた。また、ベネズエラで被災者の支援にあたっているジョニー・モリーナとメッセージを交わしたことも明かした。ウィルソン・コントレラスについても言及があった。

ロハスはさらに、野球を続けながら家族や友人が危険にさらされている状況で精神的に集中し続けることの難しさを「精神的につながり続け、今この瞬間にとどまり続けることは本当に難しい」と表現した。自身のキャリアについては「ここ5〜6年は楽ではなかった」と振り返り、ベネズエラで野球をしていた時期に祖母を亡くし、その後シーズン直前に母をがんで失い、さらに父も亡くしたと語った。それでも野球を続けてきた理由として「これは単なる仕事ではない。これが自分自身だ」と述べ、チームメートとロサンゼルス・ドジャース球団からのサポートに感謝の意を示した。