ドジャース時代に投球する黒田博樹(背番号18)

黒田博樹

投手 ·右打・右投 ·MLB ·2008年〜2014年 生年月日:1975年2月10日 出身:Osaka(日本)

Photo: Cbl62 (cropped to 4:5) · CC BY 3.0 · source

通算
79勝 ・ 防御率3.45 ・ 986奪三振
1319.0投球回 ・ WHIP 1.17 ・ 212登板
2014 シーズン
11勝9敗 ・ 防御率3.71
199.0投球回 ・ 146奪三振 ・ WHIP 1.14

黒田博樹は、シンカー、スライダー、スプリットを操り、日米で203勝を挙げた右腕。派手な奪三振より、長いイニングを安定して投げる能力と、自分の役割を崩さない強さで評価された。

黒田博樹とは――ロサンゼルスとニューヨークを投げ抜き、最後は広島へ戻った右腕

黒田博樹は1975年、大阪府生まれ。上宮高校、専修大学を経て広島東洋カープへ入団した。プロ入り直後から完成されたエースだったわけではない。同期の沢崎俊和が新人王を獲得する一方、黒田は登板を重ねながら制球と球種を磨き、時間をかけて先発の柱になった。

2008年にドジャースへ移籍。メジャー1年目にはブレーブス戦で8回先頭まで完全投球を続け、1安打完封を記録した。豪快な奪三振ショーではなく、シンカーで打球を詰まらせ、少ない球数でアウトを積み上げる投球だった。

ドジャースで4年、ヤンキースで3年。打者有利の球場と大きな重圧のある二球団で、MLB通算79勝、防御率3.45を残した。メジャー7年間で一度もシーズン防御率が3.76を超えず、年齢を重ねても先発ローテーションから外れなかった。

2014年オフにはメジャー球団から高額契約を提示されながら、広島復帰を選んだ。単なる引退前の帰郷ではない。40歳で26試合に先発して防御率2.55を残し、翌年には広島の25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。自分が通用するうちに戻り、古巣へ戦力として返すという選択だった。

黒田は感情を大きく表に出す投手ではなかったが、投球には頑固さがあった。打球を受けても、援護が少なくても、次の登板へ準備を戻す。カーショウをはじめドジャース時代の仲間からも信頼され、引退後に再会すれば自然に輪ができる。言葉より、毎回ローテーションを守ることで関係を作った投手だった。

選手能力レポート

崩れにくさを作ったシンカーと五つの球種

投球
全盛期は90マイル台中盤。右打者の内側へ動くシンカーで詰まらせ、ゴロを増やした。右打者への主力球であるスライダーは外角低めへ落とし、空振りと弱い打球の両方を作った。主に左打者への決め球であるスプリットは速球系の軌道から沈み、左右の打者に違う攻め方を可能にした。
強み
五つの球種を打者の左右とカウントに合わせて配分。球速が落ちても投球全体が崩れなかった。
見どころ
日米通算20年で安定して先発登板を重ねた。故障を完全に避けたのではなく、故障後も投球を再構築できた点を評価する。
現在地
圧倒的な一年より、長期間の安定性に価値がある上位ローテーション投手。球場やリーグが変わっても成績の幅が小さかった。
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詳細データ

通算記録

年度別成績、契約情報、フルアーカイブ。

年度別投球成績
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年度 チーム 防御率 試合 GS セーブ 投球回 安打 ER 与四球 奪三振 WHIP
2008 LAD 9 10 3.73 31 31 0 183.1 181 76 42 116 1.22
2009 LAD 8 7 3.76 21 20 0 117.1 110 49 24 87 1.14
2010 LAD 11 13 3.39 31 31 0 196.1 180 74 48 159 1.16
2011 LAD 13 16 3.07 32 32 0 202.0 196 69 49 161 1.21
2012 NYY 16 11 3.32 33 33 0 219.2 205 81 51 167 1.17
2013 NYY 11 13 3.31 32 32 0 201.1 191 74 43 150 1.16
2014 NYY 11 9 3.71 32 32 0 199.0 191 82 35 146 1.14
通算成績 79 79 3.45 212 211 0 1319.0 1254 505 292 986 1.17
年度別打撃成績
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年度 チーム 試合 打数 得点 安打 2B 3B 本塁打 打点 盗塁 四球 三振 打率 OBP SLG OPS
2008 LAD 31 54 2 8 1 0 0 2 0 5 16 .148 .220 .167 .387
2009 LAD 21 28 1 4 0 0 0 0 0 2 11 .143 .200 .143 .343
2010 LAD 31 55 2 2 0 0 0 0 0 2 21 .036 .070 .036 .107
2011 LAD 32 61 2 7 0 0 0 1 0 4 20 .115 .169 .115 .284
2012 NYY 33 2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000 .000 .000 .000
2013 NYY 32 6 0 0 0 0 0 0 0 0 3 .000 .000 .000 .000
2014 NYY 32 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
通算成績 212 209 7 21 1 0 0 3 0 13 72 .100 .153 .105 .258
年俸 / 契約 詳細

年俸・契約の要点

年度 年俸
2008$7,433,333
2009$12,433,333
2010$15,433,333
2011$11,765,724
2012$10,000,000
2013$15,000,000
2014$16,000,000

通算合計: $88,065,723 (7 シーズン)

シーズン平均: $12,580,818

年俸データは1985年以降が対象です。

TGNの年俸表示は基本年俸を示しています。サイニングボーナス・会計上の按分額・ラグジュアリータックス用の値は、確認できる場合に別途記載します。

契約詳細

よくある質問

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Data: Lahman Baseball Database (CC BY-SA 4.0), Cot's Baseball Contracts, Retrosheet.